淡路島の山中にある有名ざるそば専門店。
お店は淡路市小田の山あい、カーナビがないと確実に迷う場所にあります。
こちらの店主は、有名そばグループ翁達磨の「安曇野 翁」で修行し、その後グループの代表である有名そば職人・高橋邦弘氏の元で修行され、2013年に同店をOPENされた腕利きのそば職人さんだそうです。
そばは、玄そば(殻のついたそばの実)を仕入れ、石抜き・磨き・粒ぞろえ・脱皮・石臼挽きと自店でそば粉の製粉からされています。
手間暇かけたそばを味わってもらうべく、メニューは冷たいそばのみ。
店までの道中は道路幅が狭く非常に行きにくい場所ですが、どんどんお客さんがこられていました。県外など遠方のナンバーも多く見受けられました。
店の実力、コンテンツ、現代の発信力・拡散力が絡み合うと、場所は関係なく集客はできるという好例ではないでしょうか。
このようなこだわりの蕎麦店は個店が多く、全国的に後継者不足となっており、名店がなくなってしまう危機に瀕しているお店が多いのが現状です。
HISが「美味しいそばを提供しているのに、後継者不足で継続が困難になった店の味や伝統を継承して後世に残していく」という取り組みで昨年そば店をOPENされています。
このような取り組みがどんどん出て、そば文化を継承して行ければ良いですね。


